歯科医院での治療と懸命なセルフケアによって、ようやくぶよぶよだった歯茎が引き締まった健康な状態に戻った。この良い状態を二度と失わないためには、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。歯周病は、治療が終われば完治するというものではなく、日々のケアを怠ればいつでも再発する可能性がある「慢性疾患」です。健康な歯茎を生涯にわたって維持するためには、継続的な努力が不可欠です。まず、最も重要なのは、治療中に身につけた質の高いセルフケアを生涯にわたって続けることです。歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを使った歯と歯の間の清掃を、決して面倒くさがらずに毎日の習慣として定着させましょう。歯周病が再発しやすいのは、磨き残しが多い場所です。自分の口の中のどこが磨きにくいのかを把握し、意識してケアすることが大切です。生活習慣の改善も、再発防止の大きな鍵を握ります。禁煙を継続し、ストレスを上手にコントロールし、十分な睡眠とバランスの取れた食事を心がけることで、体の免疫力を高い状態に保ち、歯周病菌に対する抵抗力を維持することができます。そして、セルフケアだけではどうしても限界があることを忘れてはいけません。自分では完璧に磨いているつもりでも、気づかないうちに歯垢が蓄積し、やがては自分では取り除けない歯石になってしまいます。この歯石を定期的に除去し、再発の兆候がないかを専門家の目でチェックしてもらうために、歯科医院での「定期的なメンテナンス」は絶対に不可欠です。治療が終わったからといって歯科医院から足が遠のくのではなく、3か月から半年に一度は必ず検診を受け、プロによるクリーニング(PMTC)で口の中をリセットしてもらいましょう。この「プロフェッショナルケア」と「セルフケア」の両輪を回し続けることこそが、歯茎を二度とぶよぶよにさせないための、最も確実な方法なのです。
もうぶよぶよにならない!歯茎の健康維持法