私は30代の会社員ですが、ある日、朝起きた瞬間に右側の奥歯周辺に違和感を覚えました。鏡を見て驚いたのは、一番奥の歯の周りの歯茎が紫色がかって大きく膨らみ、指で押してみるとまるで水風船を触っているかのようにぶよぶよとしていたことです。痛みはそれほど強くありませんでしたが、噛み合わせるとその膨らんだ歯茎が反対側の歯に当たってしまい、食事がまともにできない状態でした。数日前から少し疲労が溜まっていたので、最初は単なる口内炎や疲れのせいだろうと軽く考えていましたが、時間が経つにつれて腫れはさらに増し、夕方には頬まで少し膨らんでいるような感覚になりました。翌朝、不安に耐えきれず近所の歯科医院を予約しました。診察台に座り、先生にそのぶよぶよした部分を診てもらうと、即座に「かなり膿が溜まっていますね」と言われました。レントゲンを撮ってみると、以前に治療して被せ物をしていた奥歯の根っこに影が見え、そこから細菌が漏れ出して歯茎を押し上げていたことが判明しました。治療では、まず麻酔をしてから腫れている部分に少しだけ切り込みを入れ、中に溜まっていた膿を出す処置が行われました。膿が出ると同時に、あれほど重苦しかった奥歯の圧迫感が劇的に解消されるのを感じ、心から安堵しました。しかし、先生からは「これはあくまで応急処置。根っこの中の消毒をしっかり行わないと、また数ヶ月後にはぶよぶよに戻ってしまいますよ」と念を押されました。その日から約2ヶ月間、1週間に1回のペースで通院し、細い器具を使って歯の根の中を何度も丁寧に洗浄してもらいました。今回の経験で痛感したのは、自分の歯の状態を過信してはいけないということです。痛みがないからといって放置していた結果、内部では着々と炎症が進んでいたのです。あのぶよぶよとした不気味な感触は、私の身体が発していた限界のサインだったのだと思います。治療が終わった今では、毎日のブラッシングに加え、歯間ブラシやフロスを欠かさず使うようになりました。また、3ヶ月に1回の定期健診も欠かさず予約しています。奥歯の歯茎がぶよぶよに腫れるという恐怖体験は、私に口腔ケアの重要性を嫌というほど教えてくれました。もし皆さんも、お口の中に少しでも違和感や普段と違う柔らかな腫れを見つけたら、仕事が忙しくても無理をしてでも歯医者さんへ行くことをお勧めします。あの時の不安な夜を繰り返さないためにも、早期発見と適切な治療が何よりも大切なのです。
奥歯の歯茎が腫れてぶよぶよした時の私の記録