なんとなく今の歯医者に通い続けているけれど、本当にこのままで良いのだろうか。そんな風に感じているなら、一度立ち止まって、転院を検討すべきサインがないかチェックしてみましょう。気まずいという気持ちは脇に置いて、客観的に判断することが大切です。一つ目のサインは、説明が不十分、または一方的であることです。治療前に、これから何をするのか、なぜその治療が必要なのか、他に選択肢はないのかといった説明がほとんどない場合や、質問しにくい雰囲気がある場合は要注意です。あなたの歯の健康は、あなた自身が納得して治療に臨むことで守られます。二つ目は、痛への配慮が感じられないことです。治療中に痛みを感じても「我慢してください」で済まされたり、麻酔の希望を聞き入れてくれなかったりする場合、患者の苦痛に寄り添う姿勢が欠けていると言えるでしょう。最新の歯科医療では、痛みを最小限に抑える技術が多くあります。三つ目は、予約が全く取れない、または待ち時間が異常に長いことです。人気がある証拠かもしれませんが、痛い時にすぐ診てもらえなかったり、通院のたびに何時間も待たされたりするのは、治療計画に支障をきたし、患者にとって大きなストレスになります。四つ目は、衛生管理に不安を感じる点です。治療器具が滅菌パックから出されていない、スタッフが手袋を使い回しているように見えるなど、少しでも不潔だと感じることがあれば、それは深刻な問題です。最後に、必要以上に高額な自費診療ばかりを勧めてくる場合も、一度立ち止まって考えるべきです。もちろん最善の治療を提案してくれている可能性もありますが、保険診療の選択肢などをきちんと説明せずに高額なプラン一択で話を進める場合は、信頼性に欠けるかもしれません。これらのサインに一つでも当てはまるなら、勇気を出して新しい歯医者を探すことを強くお勧めします。