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子供の口内炎は何科?小児科?それとも歯医者?親が知るべき選択基準
元気なはずの子供が、急に不機嫌になり、食事を嫌がる。見てみると、口の中に、痛そうな口内炎が…。そんな時、親として、一刻も早く、楽にしてあげたいと思うものですが、同時に、「小児科と歯医者、どっちに連れて行けばいいの?」と、迷ってしまうことも多いでしょう。子供の口内炎では、その原因が、大人とは異なる場合が多いため、適切な診療科を選ぶための、いくつかの判断基準を、知っておくことが大切です。まず、最も重要な判断基準は、「全身症状の有無」です。①発熱しているか?:38度以上の熱が出ている場合は、まず「小児科」を受診しましょう。特に、夏場であれば、「ヘルパンギーナ」や「手足口病」といった、ウイルス性の夏風邪の可能性が高いです。これらは、口内炎と共に、高熱や、喉の痛みを伴います。②元気はあるか?:熱はなくても、ぐったりしていて、元気がなく、水分もあまり摂れないような場合は、脱水症状の危険性もあるため、小児科での全身的な管理が必要です。③口の中以外の症状はないか?:手のひらや、足の裏に、赤い発疹や、水ぶくれが出ている場合は、「手足口病」を強く疑います。これも、診断と、経過観察のために、小児科が適しています。このように、口内炎が、全身の感染症の「一症状」として現れている場合は、まず、小児科で、全身の状態を診てもらうのが、最優先です。では、どのような場合に、「小児歯科」や「歯科」を受診すれば良いのでしょうか。それは、口内炎が、明らかに「口の中だけの問題」であると考えられる場合です。①全身症状がない:熱もなく、元気で、食欲も、比較的ある。②原因が明らかな場合:食事中に、うっかり噛んでしまった、転んで、口の中を切ってしまった、など、外傷が原因であることが、はっきりしている。③歯に原因がありそうな場合:新しく生えてきた歯の角が、粘膜に当たって、傷になっているように見える。このような場合は、口の中の専門家である、小児歯科や歯科で、診てもらうのが良いでしょう。傷口の消毒や、軟膏の処方、あるいは、原因となっている歯の角を、少し丸めるなどの、直接的な処置を、行ってもらえます。迷った時は、「熱や、全身症状があれば小児科、なければ歯科」と、覚えておくと、判断しやすいでしょう。